本日は、空手有段者の方です。
空手歴30年。かなりの実力者だそうです。
五年程前から右正拳突きの際に右肘関節部に痛みが生じていて
気になっていたとのこと。
とある方の紹介で施術することになりました。
「空手の型で、正拳突きした際に肘が痛いんですよね。もう5年くらい前から」
見た目として、赤み、浮腫みなし。外観からも上腕二頭筋・三頭筋も確認が出来るものでした。普段生活では気にならないのですが、空手の時にのみにかなり気になる痛みとのことでした。
正拳突きを観察すると、正拳突き時に肘が伸びきった瞬間で、かなり強い痛みが出ているようでした。
恐らくは、パンチのインパクトの瞬間に遠心性の力が肘部の筋、腱、靭帯の加わって痛めていると考えられました。
部位としては、肘頭から内側上顆にかけて痛みあり。触診より内側側副靱帯、上腕二頭筋腱の柔軟性低下、上腕三頭筋外側頭・上腕二頭筋部の筋硬結を認めていました。
その部位に対して、徒手による筋柔軟性と関節運動を実施。加えて、肩の動きより肩甲帯から腰部にかけての筋柔軟性アップと肩関節周囲までアプローチを広げてみました。
「あっ。違和感がない。(正拳突き後)痛みもない!!。おかしいなぁ。これで痛くなるんだけど。痛くないし、軽いよ。凄いね。」
どうやら、痛みの軽減と軽快感があったようでした。
「あなたは、身体の筋肉や関節の奥のところまでみてくれたね。自分は空手をしていて常に自分の筋肉と話し合いながらやっているから、あなたの凄さがわかったよ。ありがとう」
最後に嬉しい一言を貰えました!!
この一言は最高です。人それぞれに筋・関節に特徴があり、それと語り合いながら、身体の調整をするのも楽しみです。
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