理学療法についてです。

 

ミスター・ビーンとして世界中に笑いを振りまくコメディー俳優ローワン・アトキンソンさん。

映画の撮影をしている際に

「体力を必要とするシーンが多かったから、理学療法士に撮影現場に待機してもらっていた。体力を使うシーンは準備体操を欠かさないようにした。実は前作で、ふくらはぎの筋肉を痛め4、5日撮影を延期したことがあったんだ。今回はそういうことがないように健康管理に気を使ったんだよ」
と理学療法士の名前が・・・

 

また、少し前の話ですけど、XjapanのYOSHIKIさん

復活後のライブには、日本ツアーには理学療法士のカール・ダンスタンがイギリスから来日し、

YOSHIKIが術後数週間という状況の中でもツアーを完走できるよう、公演の全日程に同行・・

あっここにも理学療法士が

 

仕事を行う上で、体の調子をベストな状態にさせる理学療法士の存在

 

自分の能力を活かせて仕事ととするために
○脳梗塞・脳卒中・神経難病の後遺症で体に悩みがある方への可能性を見出す
○仕事をしている方が、ベストを尽くせるようなコンディショング作る
○未病の予防で病気になる前からの健康を作る

理学療法という技能と医学的な観点からの知識を持っているから
こんな仕事できる

 

 

でも、理学療法ってなに? とも聞かれます。

 

意外に説明が難しいと思っています。

僕が免許を取得して19年経過して、取得当初から今までの

リハビリ病院や大学病院などで患者さんから言われたこと

 

「整体さんとどう違うの?」

「(やってもらうと)違うのはわかるんだけど・・・」

 

この言葉一番多かったと思います。

多分、多くの理学療法を技能とする方が経験する言葉だと思います。

 

この言葉の意図としては

日本古来の伝統的な身体機能回復技能として鍼灸・按摩・整復が定着してきたことが

文化としてあることが要因の一つであると思います。

もしかしたら、DNAレベルで定着しているものでもあるから、


理学療法(リハビリ)というものをもっと、認識として刷り込んでいく必要があるかもしれません。

 

小難しいことを書くと

理学療法士及び作業療法士法

第2条:身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう

と定義されています。

 

つまりは、体に何らかの怪我を負って、動きが悪くなってしまったら、

体操などの運動や温め・電気刺激・マッサージを併用して、機能回復をしましょう

ってことです。

 

ん?となると

戦前からある「あん摩マッサージ指圧師」「柔道整復師」「鍼師・灸師」との違いは?

と1−2年目の新人の頃に思ってしまった時期がありました。

 

あん摩・マッサージ・指圧は

「なでる・押す・揉む・叩くなどの行為」を用いて人体の変調を改善するもの。器具を使う施術は想定されていない。

 

柔道整復は

打撲、捻挫、脱臼および骨折などの各種損傷に対して、外科的手術や投薬といった医療的手技を使用せずに、その回復を図ること。

 

針・灸は

鍼灸は金属の細い針を経穴(ツボ)に刺入し、或いは艾(もぐさ)を燃焼させて経穴(ツボ)に刺激を加え病気を治そうとするもの。

 

どの治療方法も、身体機能の回復がメインであることには変わらない。

細かいところだせば、違うことは分かりますし、受けてみた方も何が違うかということもわかると思います。
資格についてはの資格者以外は知らないことが多いと思います。



理学療法士って具体的に何しているのか?
と言われて説明をしたとしても、とある方に言われたのが
「日本古来の治療方法が、整体や鍼灸で、君は西洋から来たもので、同じようなものじゃないの?』

違いがわかりにくいもので、伝わっていない。
という方には僕も面倒になってしまい

「開業権」の有無で、リハビリ職種による『治療』『施術』を目的に開業は出来ないということ。
と乱暴な説明になってしまうことがあります。これじゃだめとはわかっています。
(開業権有無に関しては、戦後の歴史的背景とか、利権と色々とあるようですが詳しく調べてみたら、書いてみたいと思います)

どれも同じだから言われてしまうと、各職能団体が違いと説明しており、その立場を確立させています。

 

その中で、私は理学療法士を取得しているので、その視点から話をします。

自分はよく医学系の教授らから話をされて覚えていることは

「理学療法士は、筋肉と骨の専門家」

「理学療法士なのだから、神経・生理はしっかりと」

この2点を強烈に覚えています。

医学系に特化した知識をもった機能回復職種として自分は感じていました。

事実、術後や外傷、がん・難病などの急性期・回復期は主に病院になるので、

その関わりの中で仕事をしてきました。

もちろん、病院・診療所・クリニック、通所・訪問などでリハビリ職種から受けることもできます。

リハビリの対象疾患にならない、もしくは病院に行くまでもないという方が、鍼灸・あん摩マッサージ・整復など様々な加療を受ける方が多いと思います。

となると、病院に加療している間が自分たちの仕事(公的保険内での仕事)となってしまうのでは?

 

あれ? でも世界で見ると「理学療法士」って開業したり、活躍している場が多いのでは?

とまぁメリカやオーストラリアなどでは開業権が理学療法士にあるので・・・

理学療法士はもっと活躍できる可能性は日本でもあるのでは?

 

今日はここまで。説明が多い文章でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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